営業部門担当者の声

お客様へのより良い提案をしながら、日々お米の奥深さを実感しています。

片山産業は、米の製造・販売をしていますが、一般の方が思われている「お米屋さん」とは少し違う部分があると思います。扱うのは、加工米・主食米・飼料と幅が広いです。特に日本酒などを作る酒米は当社の中でも高いシェアを占めています。

酒蔵様のご要望に応じて、提案をしています。例えば、最近増加傾向にある吟醸酒に最適な酒米、海外向けのお酒に合う酒米などをご要望に応じて、ご提案いたします。当社開発の、究極まで削った雄町米などオリジナル商品や、酒蔵様の求める仕様にフィットした酒米づくりなどご提案内容は多彩です。
また、健康志向や世界的な和食ブームの中で近年注目されている、甘酒用やこうじ用など、幅広い展開をしています。

こうした取り組みの中で感じるのは、お米というのは本当に幅広く魅力的な将来性のある農産物だということです。ユーザーさんの希望にあわせて、お米の持つ力を存分に発揮できるご提案をする。結果としてお客様に喜んでいただくとともに、お米の魅力を再認識することで、また新しいご提案のイメージができていく。本当にお米の奥深さ、営業の面白さを実感する仕事です。

飼料部門営業担当者の声

人と人のネットワークで商社的なビジネスを作り上げています。

当社では毎日大量の精米をしますので、副産物として大量の米ヌカが出来ます。米ヌカは、豊富なビタミン類と脂肪が含まれエネルギーの高い飼料原料になります。私たちは、この米ヌカを中心に他社から仕入れるフスマ・麦ヌカ・みかんカス・カカオハスク（カカオ豆の皮）などを飼料として販売しています。

いずれも副産物ですので、計画的に生産するものではないので、どうしても数量が安定しません。 そこで、横のネットワークが大事になってきます。私もたくさんの業者さんとのネットワークを構築しながら商品の仕入れや販売を行っています。時には、無理を聞いてあげたり、逆に急ぎの案件で協力してもらったりと人間同士の信頼関係で仕事が成り立っています。かなり商社的色彩の強い部門になります。仕事を通じた、人と人とのネットワークの大切さを実感する仕事です。

また、新しいアイテムを探すのも重要な仕事です。前出のカカオハスクはチョコレートの製造時に出る副産物で、カカオ豆の皮です。ポリフェノールが多く含まれるカカオハスクは注目されるの飼料原料の一つです。人的ネットワークの中で、こうした新しいアイテムを開拓していきます。そうすることで、ユーザー企業様に新しい価値を提供することができます。

本当にお米は、捨てるところがない農産物です。このお米からの副産物と商社的ネットワークで、自由に商品を考えることができるのも、この仕事の醍醐味です。日々勉強の中、また新しいアイテムで新しい製品づくりをしていきたと考えています。

製造部門担当者の声

体力と知力、そしてチームワークで達成感を共有する仕事

製造部門で主に米菓ラインを担当しています。力仕事的な作業に加え、消費者の口に入るものならではの、高い品質が要求されます。豪快な部分と繊細な部分を併せ持つ仕事といえるでしょう。
仕事の流れとしては、まず玄米が入荷します。この玄米を精米機に入れるところから始まります。業務自体は難しくありませんが、何しろ量が多いので大変です。トラック数台分まとめて入荷することもあります。

次に、精米して白米になった製品の異物や未熟な米・割れた米・色のついた米などを、専用の機械を使って除去していきます。高度な選別機を使って入念に異物等を除去していきます。厳しい検査の上、次の工程へ進みます。

最終的には、それぞれの目的に応じた形態・重量で袋詰めをして出荷します。片山産業では、酒米、米菓等の原料米、主食用の白米など多彩な製品を多使っていますので、用途に応じた製造ラインで高い品質の製品を供給しています。

急ぎの時などメンバーをフル動員で間に合わせます。結構大変ですが、話しやすい上司やメンバーに囲まれて、全員で一体になって進めていきます。このチームワークと完成時の達成感が何にも増して、やりがいを感じるところです。