精米企業のエコ事業
最後の最後まで、捨てるものがありません。それが、お米。
米の副産物を飼料メーカーへ
食料品の加工工場からは、必ず「副産物」が発生します。当社が行う精米加工の場合、最も多いのが「糠(ヌ カ)」。次いで米粉類です。
これらは無用の廃棄物では決してありません。家畜用飼料という、別の価値を発揮して活用されるのです。 ことに米糠は、豊富なビタミン類と脂肪が含まれエネルギーの高い飼料原料です。当社の工場で生まれた 米糠は、主に牛用の飼料として、飼料メーカーに供給されています
米糠以外も手配・供給
飼料の原料となる米糠を供給しているなかで、飼料メーカー、酪農・畜産の現場からは米糠以外の食品副 産物供給の依頼をよく受けます。
一方で、食料品を扱うたくさんの業者さんとのネットワークからは、副産物に関するさまざまな情報が入っ てきます。そこで当社は、自社で発生した米糠以外に、小麦製粉過程で出る「ふすま」、麦の糠、みかんカ ス、カカオハスク(カカオ豆の皮)といった類も、当社のネットワークを活用して柔軟に仕入れ、供給。 商社的な役割も果たしています。 今後も飼料メーカーとの連携を図りながら、取り扱いアイテムを広げていく予定です。
【取扱飼料】米糠、ふすま、麦糠、みかんカス、カカオハスクなど
環境保全に考慮した事業展開
リサイクル運動の標語で「混ぜればゴミ、分ければ資源」というのがあります。
食品工場の副産物もまさにこのことが当てはまります。必要としているところに、必要としている形でお 届けする・・・。本来、食品は命の糧であり、捨てるところのないものです。必ず役に立つ側面を持ち、 捨てたとしても、土に還る性質のものです。
片山産業は飼料取り扱いの事業を通じて、食品を大切に扱い、地球環境をきちんと見守る企業でありたい と思います。